腰が激痛で、情けなくなった日がありました。
精神訪問看護の仕事をしていると、「話を聞く仕事」「病棟より体は楽そう」と思われることもあります。
でも実際は、そんなに簡単なものではありません。
精神訪問看護は“話を聞くだけ”ではなかった
精神訪問看護は、利用者様のご自宅へ訪問し、生活状況や精神状態を確認しながら支援を行う仕事です。
もちろん、会話を通してご本人様の気持ちを受け止めることも大切な役割です。
しかし、それだけではありません。
訪問先まで車で移動し、限られた時間の中で状態を観察し、必要な情報を確認し、訪問後には記録も行います。
一件一件は短い時間でも、それを何件も回るとなると、心も体もかなり消耗します。
大雨の日でも、社用車があることはありがたい
大雨の日でも、社用車があることは本当にありがたいです。
電車や自転車で訪問していたら、もっと体力も時間も奪われていたと思います。
雨に濡れずに移動できること。 荷物を積めること。 次の訪問先まで自分のペースで向かえること。
これは訪問看護をする上で、とても大きなメリットです。
でも、車があるだけでは体は守れない
ただ、車があるから楽というわけではありません。
特に、社用車が自分の体型や姿勢に合っていない場合、長時間の運転や何度もの乗り降りが、かなり腰にきます。
私自身、腰がビキビキと痛む日がありました。
前かがみになるだけでつらい。 車に乗る時もしんどい。 降りる時も痛い。
「これは本当にきつい」と感じました。
乗りにくい車は、想像以上に腰にくる
一日に何件も訪問する仕事では、車の乗り降りが何度もあります。
一回だけなら何とかなる動作でも、何回も繰り返すことで腰への負担はどんどん蓄積されます。
シートの高さ、座面の角度、背もたれの形、ハンドルとの距離。
こういった小さな違和感が、積み重なると大きな痛みになります。
“合わない姿勢”のまま働き続ける怖さ
車に乗っている時間が長いと、知らないうちに同じ姿勢が続きます。
その姿勢が自分の体に合っていなければ、腰やお尻、太ももに負担がかかります。
精神的にはまだ頑張れると思っていても、体は正直です。
腰が痛くなると、運転も訪問も記録も、すべてがつらくなってしまいます。
病棟時代の腰痛とは、また違うしんどさがある
病棟で働いていた時は、移乗介助や体位変換で腰を痛める看護師が多くいました。
腰の使い方を間違えると、すぐに痛めてしまう。
これは看護師ならよくわかる感覚だと思います。
病棟では“介助の腰痛”がある
病棟では、患者様の移乗介助、オムツ交換、体位変換、入浴介助など、直接的に体を使う場面が多くあります。
そのため、腰を痛めるリスクはとても高いです。
私も、看護師の腰痛といえば、そういった場面をイメージしていました。
訪問看護では“移動の腰痛”がある
しかし、精神訪問看護ではまた違う形で腰にきます。
長時間の運転。 何度もの乗り降り。 訪問バッグを持っての移動。 前かがみの姿勢。 訪問後の記録。
病棟とは違う意味で、じわじわと腰に負担が積み重なります。
「精神訪問看護は体力的に楽」と思われることもありますが、実際には広い意味での身体的負担があります。
給料は上がった。でも体は正直だった
ありがたいことに、今の仕事で収入は上がってきました。
シングルマザーでも、平均年収以上を目指せるところまで来ました。
それは本当にありがたいことです。
でも、その裏側には、何件も訪問を回り、移動し、記録を書き、家のこともする毎日があります。
給料が上がるということは、それだけ動いているということでもあります。
稼げることと、楽なことは違う
精神訪問看護は、働き方によっては収入を上げやすい仕事だと思います。
でも、稼げるから楽というわけではありません。
体力も使います。 気も使います。 運転もします。 記録もあります。
そして、腰が痛い日は、心まで折れそうになります。
シングルマザーだからこそ、簡単には止まれない
シングルマザーとして子どもを育てていると、簡単には止まれません。
生活があります。 教育費があります。 将来の不安もあります。
だからこそ、多少しんどくても「今日も働かなあかん」と思います。
でも、無理をし続けた結果、自分の体が壊れてしまったら意味がありません。
腰が痛い日は、情けなくなる
腰が痛いだけで、気持ちまで弱くなることがあります。
「なんでこんなに痛いんやろう」
「なんでここまでして働いてるんやろう」
「もうちょっと楽に生きられへんのかな」
そんなことを考えてしまう日もあります。
くじけそうになった日なんて何度もある
私は、いつも前向きで強いわけではありません。
くじけそうになった日なんて、何度もあります。
腰が痛くて悲しくなる日。 疲れすぎて情けなくなる日。 子どもに申し訳なくなる日。
そんな日もあります。
でも、それでも何とかここまで働いてきました。
精神訪問看護のリアルを、きれいごとだけでは書けない
精神訪問看護は、やりがいのある仕事です。
利用者様の生活に寄り添い、少しずつ変化を見守れることもあります。
でも、きれいごとだけでは続きません。
体力的なしんどさ。 精神的な疲れ。 移動の負担。 腰痛。 家庭との両立。
そういう現実もあります。
それでも続けている理由
それでも私が続けているのは、生活を守りたいからです。
子どもたちとの未来を守りたいからです。
そして、自分自身の人生もあきらめたくないからです。
シングルマザーだから無理。 年齢的に遅い。 子どもがいるから稼げない。
そんなふうに決めつけたくないのです。
まとめ|精神訪問看護は楽じゃない。でも私はまだ終わっていない
精神訪問看護は、決して楽な仕事ではありません。
話を聞くだけの仕事でもありません。
車移動があるから楽というわけでもありません。
大雨の日でも社用車があることはありがたい。 でも、自分の体に合わない車で何件も回ると、腰にはかなりの負担がかかります。
給料は上がった。 シングルマザーでも平均年収以上を目指せるようになった。
でも、その裏側には、腰が痛くて情けなくなる日もあります。 悲しくなる日もあります。 くじけそうになる日もあります。
それでも私は、まだ終わっていません。
今日の激痛も、いつか「あの日もよう頑張ってたな」と思える日が来るかもしれません。
だからこそ、無理をしすぎず、自分の体も大切にしながら、これからも働き方を考えていきたいと思います。


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