精神訪問看護という仕事に興味を持っている方の中には、「精神訪問看護にはどんな人が向いているの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。私自身、現在精神訪問看護師として働いていますが、実際に働いてみて感じる「向いている人の特徴」がいくつかあります。今回は、現役看護師の立場から精神訪問看護に向いている人についてお話したいと思います。
まず一つ目は、人の話をしっかり聞くことができる人です。精神訪問看護では、利用者様のご自宅へ訪問し、体調の確認や生活の様子をお聞きすることが多くあります。医療的なケアだけではなく、その方の気持ちや生活背景を理解しようとする姿勢がとても大切になります。利用者様の中には、長い間つらい経験をしてきた方や、悩みを抱えている方もおられるため、まずは安心して話していただける関係づくりが必要になります。
二つ目は、相手の気持ちや雰囲気を感じ取ることができる人です。精神訪問看護では、その日の体調や気分によって利用者様の様子が変わることもあります。そのため、相手の表情や言葉のニュアンスから、その方の状態を感じ取る洞察力も大切だと感じています。
私自身は1日にだいたい10件ほど訪問していますが、利用者様によって会話の内容や関わり方は大きく変わります。今日は話したい気分なのか、それとも静かに過ごしたいのか、その方の様子を見ながら関わることが必要になります。
三つ目は、ある程度自分で考えて行動できる人です。訪問看護は基本的に一人で利用者様のご自宅へ訪問するため、その場の状況を見ながら判断する場面もあります。もちろん事業所での相談体制はありますが、訪問中は自分自身で状況を考えながら対応することも大切になります。
また、車で移動することが多い仕事のため、運転が苦にならない方にとっては働きやすい環境だと思います。私自身も車の運転が苦ではないため、訪問先へ移動する時間が気分転換になることもあります。
精神訪問看護は体力的な大変さよりも、人と深く関わる仕事だと感じています。そのため、人の話を聞くことが好きな方や、相手の気持ちを考えながら関わることができる方に向いている仕事だと思います。
利用者様一人ひとりの人生や生活に寄り添いながら支援していくことができる点が、精神訪問看護の大きな魅力だと感じています。


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