私は現在、精神訪問看護師として働いています。精神訪問看護の仕事について話すと、「精神訪問看護って怖くないですか?」と聞かれることがあります。精神科という言葉のイメージから、不安を感じる方も多いのかもしれません。
実際に働いている立場からお話すると、確かに緊張する場面が全くないわけではありません。しかし、常に怖い仕事というわけではなく、むしろ利用者様とゆっくり関わる時間が多い仕事だと感じています。
私はだいたい1日に約10件ほど訪問しています。訪問する利用者様はそれぞれ生活環境や抱えている悩み、これまでの人生の背景も違います。そのため、その方の表情や話し方、その日の雰囲気などを感じ取りながら関わることがとても大切になります。
精神訪問看護では、利用者様のご自宅に訪問し、体調の確認や生活の様子をお聞きしたり、日常生活の支援を行ったりします。利用者様の中には、不安や悩みを抱えている方も多いため、まずは安心して話していただけるような関係づくりがとても大切になります。
また、精神訪問看護では、利用者様の生活に寄り添う関わりが多くなります。病院とは違い、生活の中での困りごとや不安を一緒に考えることも多い仕事です。そのため、人と関わることが好きな方にとっては、とてもやりがいを感じる仕事だと思います。
精神訪問看護の仕事は決して楽な仕事ではありませんが、利用者様が少しずつ元気を取り戻したり、表情が柔らいだりする瞬間を見ると、この仕事をしていてよかったと感じることも多くあります。利用者様一人ひとりの人生に寄り添いながら支援していくことが、この仕事の大きな役割だと感じています。

